簡単!レザー(本革)のスクエアリュックの作り方【第7回 前面、側面、背面、肩紐の縫い合わせ編】
第7回 前面、側面、背面、肩紐の縫い合わせ編
ついにこの日が来ました。全部のパーツの縫い合わせです。今回でほぼ完成です。一応第8回まであるのですが、次回は完成品の写真を並べて終わりなので。製作編としては実質今回が最終回です。
さて、ガンガン縫い合わせていきましょう。
前面と側面の縫い合わせ
まず、出場メンバーを紹介しておきましょう。上から、肩紐!その下、説明なしに現れた手持ち用の紐!そして左から、前面!背面!側面!(「側面」というのは側面だけでなく底面も含んでいます)となっております。
前面と側面を縫う前に、接着剤で仮止めします。表にはみ出さないように注意します。僕は多少はみ出しました。
ミシンかけます!!!かなり限界な厚みですが、流石職業用ミシン、頑張ってくれます。あとで、背面と側面と肩紐を縫うところが最高に厚いのですがそこでもこいつは限界を超えてくれます。
コーナーが難しいです。まあ、こういう部分はつながっていればいいんです。見た目を気にしてはいけない。
てなわけで前面と側面を縫い合わせたものが上の写真です。ちょうど、蓋のない箱のようになっているのがおわかりでしょうか。次はこれに背面を縫い合わせるのですが、一緒に肩紐と手持ち用の紐も一緒に縫い合わせます。
背面と側面、肩紐(と手持ち用の紐)の縫い合わせ
正直めちゃくちゃきつかったです。きつかったので、作業途中の写真がありません。とりあえず一周縫い合わせたものが下です。
途中で何度も糸が切れ、何度もやり直した様子が、下の写真から伝われば幸いです。
力が加わる肩紐の部分など以外は、基本一周しか縫っておりません、おそらく足りないでしょう。でも大丈夫です。いまからバイアステープを巻き、その上からもう一周縫います。バイアステープを縫い合わせていきます。
おお、汚い部分が隠れてくれました。素晴らしい。
さて、これにて全ての部品の統合が完了しました。後は一番楽しい作業です。今裏地が表に、表地が裏に来ています。「ひっくり返す」というやつをしていきます。
ンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンン硬いです。
背面に仕込んだPPシートが曲者でした。5分ほど格闘してようやく裏返りました。
おっと最後に、肩紐のベルトの端末処理をしておきます。これで本当に最後の作業です。
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できた!
できた!できたよ!!
おおお…予想以上の出来…裏返して本革の表面が露になったときの感動はすさまじかったです。さて、製作編はここで実質終了です。次回は完成品の写真とか、後日談とか、製作中に語れなかった失敗などを書き連ねます。【第8回 完成編】にて。それでは。